ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

音楽

このボーイング練習だけは常にやっておいたほうがいい

こんばんは。 弦楽器を愛する皆さん、特に弓で弾く弦楽器を愛する皆さん、日頃ボーイング練習はなさっていますか? どんなボーイング練習をなさっていますか? 基本のき、のまっすぐ、素直な弓の重みをのせる全弓の練習や、デタシェが垂直に弦上をぶれず弾け…

京都府民ホール・アルティに打ち合わせに行きました。

台風が接近していますね。 京都も朝晩風が強く、交通に影響も出ているとのこと。 怪我などないよう、皆様お気を付け下さい。 さて、10月4日のリサイタルも迫って来ました。 アルティでは1ヶ月ほど前に、舞台設営や照明などの打ち合わせを設定して頂けます。 …

お金の話。③ ~コンクールは実はコスパ良い~

コンクールには勿論参加費というか、審査料が必要になります。 美術展でも出展料はいりますし、語学検定でも検定料はいります。 規模や、音源書類審査から予選から本選まで複数回に審査が分かれているかどうかによっても違いますが、大学生含む大人が参加で…

祈り 〜日本の八月によせて〜

10日後に迫りました。

コンクールへの思い

こんばんは。 三十路にして子供さんや学生に混じってコンクールにソロで参加している四絃弾き。です。 今日は私のコンクールへの思いについて。 そもそも、何のために受けるのか 私は子供の頃から合わせても数えるほどしかコンクールを経験していません。

一番欲しかったもの

先週末、今年の夏の自分への課題としていたコンクールの地区本選がありました。 私はコンクールに数えるほどした参加したことがありません。 30代になった頃、何かへの焦りから「30代のうちは毎年何かしらのコンクールに参加する」という課題を自分に課しま…

ヴァイオリンの汗対策

こんばんは。 猛暑のピークは過ぎたとの噂もありますが、それでも日中の日差しは堪らない強さですね。 涼しい室内であっても、練習でも仕事でも、楽器を弾いている時は傍目には優雅らしいヴァイオリン弾きも汗だくです。 特に首に。

四絃弾き。の装備品

こんばんは。 あつがなついねん。 四絃弾き。の田久保です。 今日は私の楽器装備品を紹介してみようと思います。 ヴァイオリン︰ 2003年イタリア製(メイン) 2011年スズキアウトフィット230(サブ) 弓︰ フランス製(メイン) LAUBACHドイツ製(練習用) ※…

お金の話。② ~弦、どこで買う?~

先日はヴァイオリンの維持費を公開して、弦を張りかえていればどうのこうの~、弦はドイツでは安い、とかそんなことを書いていましたが、その記事を書くにあたって通販サイトを色々見ていて、購入の参考になりそうだと思ったので別記事にしました。 一昔前、…

お金の話。 ~ヴァイオリンの維持費~

先日のブログ勉強会で、「家計簿の公開とかお金の話は人気」という話題がありました。 堀井みきさんのブログ勉強会 - ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」yuki-violine.hateblo.jp 私は数字に異様に弱いせいでお金の話になるともう目が点なの…

公開練習実験①

昨日予告した、チャイコフスキーの協奏曲第三楽章冒頭カデンツァを100回弾いて練習しました。 公開練習 〜チャイコフスキーの協奏曲を初見から100回反復練習する〜 - YouTube 所要時間は休憩込み約2時間です。 テンポによりますが、一回あたり40秒〜1分。 20…

公開実験予告 〜難曲をゼロから練習します〜

ウクライナを発つ前、指揮者のニコライ・スーカッチと約束したんです。 次にウクライナに来るときは、チャイコフスキーを共演しようと。 私自身、二年前にカバレフスキーの協奏曲を演奏してから決めていました。 次はハチャトゥリアン、その次にチャイコフス…

練習する意味、補足

昨日は、「練習とは結局不安を無くすのが目的」ということを書きましたが、2つ補足します。それは、「練習でできた以上のことはできない」ということと、「練習は裏切らない」ということ。「練習でできた以上のことはできない」当然ですね。「本番に強い」「…

練習する意味

ウクライナでの演奏会は成功裏に終わった…と言わせて頂きます。あれだけオーケストラや指揮者と一緒に心から演奏をして、謙遜したらバチが当たります。このブログでは一月ほど前から、さんざん「満遍なくさらうために」とか、「200回弾いてようやく手に馴染…

マスタークラスとは何ぞや

協奏曲のオーケストラ合わせに先駆けて、ウクライナ・キエフ音楽院教授のアナトゥリー・バジノフ先生のマスタークラスを受けました。マスタークラス…ってどんなの?というのを、せっかくなのでレッスン備忘録を兼ねて公開しようと思います。そもそも、マスタ…

練習方法① ~全体を効率的にさらう~

※2015年6月4日アメブロに掲載した記事※ 演奏をされる方、いまさら、ということなのですが、「いつも練習が中途半端に足りず最後の方が弾けないまま終わる」ということってありませんか?私は、あります!プロアマ問わず、レッスンで「どこをどう改善するか」は教…