ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

公開練習実験①

昨日予告した、チャイコフスキーの協奏曲第三楽章冒頭カデンツァを100回弾いて練習しました。

 


公開練習 〜チャイコフスキーの協奏曲を初見から100回反復練習する〜 - YouTube

 
所要時間は休憩込み約2時間です。
 
テンポによりますが、一回あたり40秒〜1分。
20回ごとに録画を止め、小休止を兼ねて録画を確認しました。
 
色々と細かな点にセルフレッスンと同様気付けて効率良かったです。
 
100回なり、200回なり回数をこなす練習のメリットとしては、
 
・短期間に繰り返すことで身体が覚えやすい
 
というのもありますが、下記のように
 
・どうしても飽きるので、練習の仕方を色々工夫しだす
 
というのも自分にとってはあります。
 
音程練習のセットを作ったり、色んなテンポで設定したり。
 
 
振り返ってみます。
 
まず、初回はリズムを間違えています(¯―¯٥)
 
イ長調のコードの部分ですね。
8分音符なのに、16部音符なみです。
先入観があったようです、ら
 
21回目以降はそれに気付いて、まず楽譜通りの読譜ができました。 
 
41回目以降は、ちょっと音程が全体に気味悪かったので、開放弦を活用して音程の確認を重視しました。
 
61回目以降、メトロノームを使用しています。実際にはテンポルバートのパートですが、インテンポを知らないと逆に自由なルバートはできません。
 
この頃になると自然と暗譜してきたので、81回目以降は楽譜を離れています。
 
最後に、初回と100回目を並べました。
 
技術的にさほど弾きにくい箇所ではなかったため分かりにくいかもしれませんが、自分では音楽に方向性が少し出てきたかな、と思っています。
 
次はこの後の早いパッセージでも実践してみたいです。
 
 
YukiTAKUBO; Violine