ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

ピカピカのつまさき

私は、オーケストラに詰め出すと不意にやりたくなることがあります。

靴磨き。

リハーサルの間はずっと座奏で、弾き方に応じて足の置き方を工夫したり、或いは他のパートの出入りに応じて席ごとずりずりとずれたり、ということが多いので、自分のつまさきがよく目に付くのですね。

先日アウトレットで購入したエナメルのパンプスで出掛けた日は何となく気分も軽やか、座り方もちょっとおしとやかに? なり、逆に、ここ数日の冷え込みに合わせて出して来たブーツの日は、

…大分革が擦れてきたなあ…

などと気になって。

コンサートが終演したらピカピカに磨こう! と思っていたのですが、基本的に持ち物のお手入れが好きな私はそれを待たずに夜半、黙々と靴磨きにせいを出したのでした。

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軽く磨くつもりが、やり出すと楽しくなり、靴紐も解いてクリーナーで汚れを落とすところから。

磨いていると、何度も修理に出した後や、これを履いて色んな土地に行ったなぁ、といった思い出が蘇ってきて、まだまだ履けるように、少しでも長持ちしますようにとの願いを込めてやりました。

解いてみると、靴紐も大分ボロボロになっていたので、購入時におまけでついてきたイエローのものに替え、通し方も変え。

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ちょっとは革もきれいになったかな?

こうして丁寧に磨いて靴紐を新しくすると、気分的にはまるで新しい靴を手に入れたように新鮮。それでいて履き心地は馴染んだまだから、外は寒くても出掛けるのがとっても楽しみになり夜を過ごしました。

ついでに、スニーカーも丸洗いし、手持ちの靴を一通りチェック。

見た目の美しさよりも、履き心地を第一に選んでいる私の靴たちは華やかではないけれど、移動や演奏のための支えとなる足を快適に守ってくれるものばかり。

これからもよろしく〜o(^▽^)o

という気持ちで、日頃の労いができました。


YukiTAKUBO; Violine