ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に演奏活動をしているヴァイオリニスト。クラシックからジャズ・歌謡曲まで幅広いレパートリーを持つ。2015年からヴァイオリン独奏作品を紹介することと、リクエストタイムなどを設けて“プロの生演奏を身近に”をモットーに「ヴァイオリン独演会」を続けている 。2017年11月ファーストソロアルバム「Around the World」リリース。

八寸名古屋帯を仕立てる

母が実家の蔵から持ち帰ってくれた着物類の中に、未仕立ての帯がありました。

 
八寸名古屋帯なら素人でも仕立てられるという記事を見つけたものの、その帯に合う着物が一枚もない…
 
ということで、放置していたのですが、先日仲間入りしたデニム着物なら合いそうだと思い、仕立ててみることにしました。
 
 
こちらのサイトを参考にしました。
縫い方や注意点など細かく書いてあり、とても親切。
助かりました。
 

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できたー!
 
和裁ど素人の私ですが、この三つに注意すればそれなりにできるなぁと思った点が、
 
一、糸を買うときは、生地の端を少し解いて持参する。ぴったりの色の糸を用意する。(ちょっと縫い目が乱れても目立たない^^;)
 
一、サイトにもあるように、初心者ほどまち針で留めるだけでなくしつけ糸をかける。歪むことを気にせず縫えるので安心。
 
一、指ぬきを使う。
 

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 (この指ぬき、20年以上使ってる気がする)
 
しつけする時は結構集中しましたが、後は夕方のミステリータイム(刑事コロンボにはまっている)にテレビを観ながら、或いは家族と喋りながらゆるーくちくちくして、全部で三時間くらい。
 
決して嫌いではない、こういうちくちく。
昔の小説で、太宰の奥様が気軽に「これは良いウールだから仕立て直して着ましょうよ」だとか、高村智恵子が「私はあなた(夫)のを直して着るから。男物は丈夫でいいのよ」だとか、さらっと言うのが何とも好きですね。「こころ」で「私」が先生の奥様に仕立てを頼んだら、「生地が随分厚くて針を何本折った」とか、きゅんとします。
 
(脱線した)雑誌に載っているような美しいお誂えよりも、母方の蔵から出てきたものだとか、曾祖母の遺品を貰って喜んで着ているようなスタイルが合っている気がします。
 
今のまま行くと数年後に和裁に手を出しそうなのですが、ヴァイオリン以外は飽き性の私に訪れた空前の和装ブームだから、いつ沈静化するのかは分かりません…
 
 
そうして仕立てたものの、模様が秋草っぽい気もします。
家族は「流水菊だから年中大丈夫じゃない?」というのですが、こんな時もっと伝統模様にも詳しかったらなあと。これから興味を持って覚えて行こうと思います。
 
とりあえず、ふら~っとに締めて行きました。

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松葉仕立てにして、けっこう幅出しています。身長のこともあるのですけど、八寸名古屋は最初幅出しして締めて、折り目が傷んできたら半幅に締めると長く使えるというアドバイスも聞いて。

 

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全体にシワがよっちゃっていますが、慣れですよね…練習練習…。

この着物、どんな帯でも合わせやすくてほんと好き!

 
 
 
YukiTAKUBO; Violine