(大阪音楽大学の卒入学式には学生のオーケストラ生演奏がつくのですよ、豪華でしょう?)
担当の先生からお話を頂いた時、ちょっと日程を調整して貰った日時もあったのですが、今年の卒業式には、絶対に参加したい理由がありました。
5年前、卒業生による推薦制度を利用して受験に出願した学生さん。彼の当時の高校の先生が私の先輩で、レッスンして可能なら推薦して貰えないだろうかとのことで、推薦状を書き、門下にも私の師匠を勧めたのでした。
そんな彼が専攻科までを今年卒業。
なので、絶対に演奏で見送りたかったのです。
5年前は引っ込み思案だった彼も、三回生になる頃にはオーケストラの授業で会うとわざわざ挨拶しに来てくれるようになり、四回生の時には学生オペラで立派にパートリーダーを務める姿を嬉しく見てきました。
今日も、式典前にオーケストラピットの前まで来て声をかけてくれ。
…そういえば、昨年からコンクールの伴奏をしてくれている牲川旬哉君も卒業でしたが、もう彼はプロのような意識でいました。
今月12日に短大の卒業演奏会で作品を演奏させて頂いた作曲の学生さんも一旦卒業。
なんとも喜ばしい日です。
また、喜ばしいことはもう一つ。
二年前の短大卒業演奏会でピアノトリオを演奏させて頂いた作曲の学生さん、無事に編入して今では式典に使われるファンファーレを作曲されていました。
迫力のある金管八重奏、聞き惚れていたら懐かしい名前に出会い、着実に勉強を重ねられているのだなぁと嬉しく思いました。
彼女も卒業かな?
とにかく、皆さん卒業おめでとう。
そして、これからは同じ音楽家の同僚ですね。
よろしくお願いします!
さて、卒業式といえば楽しみは…
振袖姿や袴姿の鑑賞(*´艸`*)
私は、成人式も卒業式も着物は着ませんでした。
代わりに「モッタイナイから演奏でも使えるスーツ買って」と、スーツをプレゼントしてもらいましたね。
成人した時のスーツは入学式に、大学の演奏会にと着倒して二年でボロボロに。短大卒業の時のスーツは行き帰りには着ないようにして大事に大事に来た結果、11年目の今でも現役です。
それはそれで良かったけれど、せっかくなら親に振袖姿見せれば良かったなぁ。
従姉が振袖を貸してくれるという話もあったのにね。
卒業生たちの華やかな晴れ着姿、十分堪能しました。
…からの。
どん。
若干地味なこちらは私の袴姿。
この袴は学校の先生をしていた祖母のもの。
(背が高い祖母なので、なんとほぼぴったり)
着物生活の一部として取り入れてみたら、これがまあ活発に動けて楽なこと。
すっかり日常着に(今更)。
一歩間違うと女学生さんのコスプレになりますけど、あくまで「働く女性の制服」的な袴です。(それでも5年後まで着る勇気はないので今のうちに…)
月末、高知の祖父母に会うのでこの袴姿を見せるつもりです。
「懐かしいわ〜」と思い出してくれたらもうこの袴はお役目全うですね。
皆様良い週末を。
YukiTAKUBO; Violine