ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に演奏活動をしているヴァイオリニスト。「生演奏を身近に」をモットーに、バッハのシャコンヌなどクラシックのヴァイオリン独奏からジャズまでの幅広いレパートリーを活かした「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2017年ソロアルバム「Around the World」リリース。

印伝コレクション♪

久し振りに音楽以外のことを徒然に…

 

私、ここ数年の持ち物の趣味は専ら工芸品・民芸の品です。

着物を着るようになったことも大きなきっかけでしょうか、「長く使えて、歳を重ねて着物生活(←そんな優雅な未来はない)になったときにしっくり来るものを…」という基準で選ぶことが多くなりました。

なので、職人技の光る工芸品や民芸品を扱う舗に立ち寄ると色んなものを飽かず眺めて、その中で「飾ったり仕舞い込んでおかず、日常に使える小さなもの」を連れ帰ったりしています。

 

鞄はまず「楽譜が入る」「軽い!!!」という二大条件がありますので、(本当は山葡萄のカゴなんか持ちたいのですけどね、重いし楽譜の持ち運びには適さないものが多いので縁なし)トートバッグやトランクをガラガラ引いていますが、日常的に家の中でも常に側に置いている巾着(合切袋という、名前も気に入っている)、これが甲州印伝。

 

憧れる♪

life.inden-ya.co.jp

 

印伝が好きです!

鹿革に漆で模様を付けたもので、元々は武具を雨から保護するために施した漆が自然に割れてできた模様を楽しんでいたのだとか…。(萌えるポイント)

民芸のお店ではとにかくたくさんの柄があり、また、縁起ものだったりするこの柄の意味。これも好きでいつまでも説明を読んでいられます…。

 

そんな中から選んだささやかな印伝コレクション(別に自分が持っていなくても、眺められるだけで満足なのでそんなに持っていないのですが)がこちら。


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袋の口部分なんかは顕著ですが、使っている内に漆がひび割れてきたり、艶を増したりするのも味わい。

合切袋は黒地に黒漆のたかね(富士山)、印鑑ケースは花格子。そして、二色の薔薇(かぐわ、という美しい名前)の鏡はいつも演奏会にお運び頂くお客様に頂きました。そしてピンクの漆の柔らかな色合いの可愛いこと。

 

いつも目に何か入ってシパシパしている演奏会前には身だしなみチェックも欠かせない演奏家には嬉しい存在。

 

私達が演奏の依頼を受けて、リクエストがなくても、会の趣旨やご依頼理由をふまえて、当日の雰囲気をイメージして曲を選びプログラムを組んでいく作業はプレゼント選びにも似ていると思う時があります。知らなかった曲に興味を持って貰えても嬉しいし、「この曲大好き!」と言われても嬉しいし。

 

こうして、選んで頂く側の気持ちを味わうとまた、選曲という作業が楽しくなるのです。

F様、また独演会の選曲に感謝の気持ちを込めますので、聴いて頂けるのを楽しみにしております。

 

 

YukiTAKUBO; Violine