ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

2018.12.08.【大阪音楽大学第61回定期演奏会】ザ・シンフォニーホール

私の人生の半分、大阪音楽大学

 

卒業してからも演奏員として定期演奏会のオーケストラに乗せて頂いていますが、今年の定期演奏会はすごい!


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指揮・井上道義氏。

同じプルトで弾いたヴァイオリンの蔭山真理子ちゃんに便乗して写真撮って頂きました♪

 

井上先生は、もっと厳格でエキセントリックなイメージを持っていましたが、終わった今印象に残っているのは、ユーモアのある人格者であるということ。

指揮のテクニックや音楽性、指導法も素晴らしかったですが、やっぱり、そこだと思います。

 

ショスタコーヴィチプロコフィエフというプログラムも、人間として、当時のソ連と音楽が人間をどのようにしていたのか…

そんなところへの洞察から作り上げたような独自の世界。

 

求める音色を擬人化する表現方法は本当に凄くて、本番はちょっとした指先の動きだけで「何をやって欲しいか」分かるくらい。

 

リハーサル中から本番までユーモアを忘れず、生徒と先生ではなく人間と人間として接して下さったと思います。

 

ただしユーモラスな表現には時々笑いっぱなし。あと時事ネタから芸能まで詳しすぎる!

 

本番はひたすらかっこよくて、客席にもあの表情を中継で見て頂きたくて歯がゆいほど!

 

卒業してからもこのような経験をさせて頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。


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プロコフィエフの協奏曲は漆原朝子特任教授がソリスト

こちらも素晴らしく、どこまでも謙虚で、素晴らしい音楽家って人間性も本当に素晴らしいなあ…、と実感しました。

 

また、隣の席で弾いていた蔭山真理子ちゃん。

私の弦楽四重奏では良く助けて貰っていますが、今回も彼女の演奏のおかげでこの難しい曲を楽しみながら弾くことができました。

彼女の隣は本当に弾きやすく、今後の活躍が楽しみ(書いて良いか分からないのですが出世しました!)なのです。

 

そして、今回四回生の学生さんは来年からプロ奏者として同僚になる人もいる訳で、色々と今後の出会いが楽しみ。どこで出会うかはまだ分からないけれど、狭い音楽の世界、必ず出会うことがあるはずです。

 

井上マエストロの最後のご挨拶は私にとっても重みのある言葉でした。(チャンスの前髪…のお話)

私はあの言葉を聞いて、「うん、絶対あれ、やろう」と決意を固めた目標があります。

 

オーケストラが得意な人、ソロが得意な人、好きな人苦手な人、他にやりたいことを見つけた・見つける人…

本当に人それぞれで良いと思います。

自分の納得行くチャレンジをしたいと思いますし、して欲しい! です。

 

明日からまたオーケストラの一週間ですが、土曜日は八幡市生涯学習センターでコンサートと、ちょっとしたプチ講座をします(*^^*)

 

その後の月曜日は城陽市の方で昼間ヴァイオリン独演会形式のクリスマスコンサート。

 

くにちゃんカフェ第9回 文化サロン

クリスマス特別企画

田久保 友妃

ヴァイオリンコンサート

 

2018.12.17(月)13時~

Around the World

~音楽世界一周クリスマス特別編〜

 

くにちゃんカフェ

〒610-0113城陽市中出垣内73-5

  青谷梅工房内

       好廣久仁子

        090-6327-2951

 

数日パソコンを触れない環境でして、情報のみで申し訳ありません…

 

この2つが年内のオープンな演奏になるかと思います。

 

 

例年は大学定期演奏会前のリハーサルからの帰路が寒くて歯が震えていたのが(シバリング現象 byヴィヴァルディ『冬』より)今年は「コート暑いぜ!(なぜかサマー風)」だったのが、やはり定期演奏会当日くらいからそれらしい気候になってきました。

急な温度差で体調崩しやすいかもしれませんが、ご自愛ください。

 

私も元気で年末年始もガンガン弾きます(*^^*)

 

 

YukiTAKUBO; Violine