リサイタルの慰安旅行と称して、母と二人で黒部へ行って来ました。(※母の慰安。マネジメントや会計や広報など、演奏者より遥かに大変な労働なのです)
「黒部の太陽」で幾度となく頭に思い描いた黒部。何といっても、「世紀の大事業」黒四ダム建設の過酷なイメージです。
一日目はサンダーバードとつるぎにバスを乗り継ぎ、宇奈月から黒部峡谷トロッコ列車で黒部の深い緑の水や発電所などを見物。
窓がなく、吹きさらしのトロッコはなかなかのスリルと強風でした。

トロッコの線路に沿って、トロッコが運行を休業する冬の間の作業員のための通路、冬季通路がありました。片道20キロの所要時間6時間だとか。
そんな過酷な一面も見せる黒部の自然は水墨画のようで壮観でした。あまり景観のことを考えていなかったので、サプライズの感動でした。


観光地名物の写真屋さん。
最近は「一枚1300円、高いと好評です!(^^)/」ってどこでもおっしゃるんですね^^;
母と、「ふら~っとでもそれ、歌っても歌わなくてもミュージックチャージ1200円、高いと大好評です!」言おうか~、と話しました。良いかも。
普段は買わないのですが、せっかく母と映っているし、ツアー旅行なので自由時間が限られているので写真撮影に必死になるよりも景色を堪能したかったので、買いました。
宿泊は白馬でした。ホテルサンプラザ栂池。大浴場が広々してサウナもあり、トロッコで冷えた身体が休まりました。
長野はお土産が充実しています。二日目の立山はとても寒いとガイドさんから脅されてたので、お土産物屋さんで売っていたスノボキティちゃんの靴下を母が買ってくれました笑

二日目の立山はトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイなどを乗り継いで行くもので、2人ともとても楽しみにしていたコースです。
黒部ダム。

大観峰。

室堂。

まだ雪の残る冷たさでしたが、足元はタイツの下にキティちゃんの靴下を履いて挑んだので暖かかったです(^^)
美女平。恋の叶うとされている杉の木が祀られています。

二日間、壮大な自然を堪能できました。
今回は自分の足で登山した訳ではないのですが、これが乗り物でなく自力で上った末に目にする景色だったらまた格別だろうな~、と。
山に獲り付かれる人の気持ちが少し分かりました。
また、これだけの壮大な自然を、昔の人が神と畏れ奉ったことも身に感じられました。
山は本当に神様だと私は常々感じます。
YukiTAKUBO; Violine