
うっとり☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
こちらは「文庫革」と呼ばれる、革に模様を型押しし、一筆ずつ彩色した後錆入れという技法で金色を入れたもの。
一つ一つ手作業の、伝統の技法だそうです。
購入したショップ、「大関」さんは創業89年。
美しさに一目惚れして選んだものの、こうした製品が出来上がるまでの技の数々にも魅了されます。
日本の織物や刺繍や組紐…(着物が好きなのはこうした伝統工芸の技法そのものが好きだからというのもあるかも)、ヴァイオリンの制作過程もだし、イタリアの寄木細工やウクライナの彩色技術にもこれまでうっとりして来ました。
職人さんは憧れ。
演奏家を志すか、和菓子職人を目指すか迷った頃もありました。
音大に入ったばかりの頃は、技術面が非常に不安定で、テクニカルな練習が苦手でした。
その時、「これをしなきゃダメ」とかではなく、
「テクニックというのは、職人さんの道具と同じなの。一つ一つの道具が日々手入れされていつでも使える状態にあると、いざ作品を作る時にサッと取り出せるでしょう?」
という師匠の言葉で目からウロコが落ち、俄然テクニックの練習が好きになりました。
今でも、自分が目指すのは芸術家ではなく職人だと思っています。
…話が逸れてしまいましたが、見た目も、これが完成するまでの工程にも心がときめくがま口。
ひとまず、日常使いの財布ではなく、名刺入れにするつもりでいます。
和装で演奏をさせて頂いた時、名刺を求められてまごついたことがあったのですけど、これを帯に添わせておいて、さっと取り出せたらクールだなあ、なんて。
実際には粗忽者なので忘れているかもしれないです^^;
粋な着物の女になりたいなぁ。
YukiTAKUBO; Violine