ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

2017.03.19.【ふら〜っとホーム】独演会&映画音楽

ようやく春らしい陽気となった19日の日曜日は、ふら~っとホームで昼と夜の二本立てでした。

 

昼の部、クラシックマチネーvol.12『ヴァイオリン独演会』。

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 ヴァイオリン一本での独奏スタイルは、出張演奏などでは良く行っていますが自主的に演奏会として企画するのは2回目。

無伴奏ヴァイオリンのためのオリジナル作品は演者も聴衆も緊張するものですが、それとお客様参加企画を同時に盛り込んで、様々な角度からヴァイオリン独奏と生演奏を布教するのが目的です(^^)

今回は張り切ってバッハの無伴奏ソナタ第一番全曲、イザイの無伴奏ソナタ第三番「バラード」を入れました。

さすがにめっちゃ緊張しましたが、練習した分のことはできたかなと思います。

ひたすら緊張と戦うのではなく、緊張しつつも音楽そのものと向き合えた本番でした。

お客様参加企画もとても楽しかったです。

ただ聴いて頂くだけでなく、リクエストしたり、その場のお客様と一緒に考えて作るステージが好きなのでこの企画は更にバージョンアップできるようにして続けたいと思います。

 

そして、一休みして夜の部の映画音楽ライブ。

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昼に引き続き当日2回目のチャイコフスキーの協奏曲第3楽章。

北京ヴァイオリン』にちなんでチャイナ服。

1日に二回弾く曲ではないなと思いました(燃え尽きた)。

 

その後ピアノ・ヴォーカルも加わり懐かしの映画音楽を。
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衣装が変わったのは休憩時間にソーダ水を引っ被ったからです笑

昼の独演会も、夜の映画音楽もそれぞれ予想以上にたくさんのお客様に聴いて頂けてとても嬉しかったです。

 

録音の仕事もしていますが、やっぱり聴いて欲しい・伝えたいのは生演奏の魅力です。

それを求めて足を運んでくださるお客様があり、本当に幸せです。

 

ありがとうございました♪

 

 

YukiTAKUBO; Violine

橋本洋無伴奏ヴァイオリンリサイタル

学生の頃から何度も演奏させて頂いている京都文化博物館

 

今回は聴きに行きました。


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1月のチョン・キョンファに引き続き、バッハの無伴奏演奏会です。

 

自由席のため、せっかくなので最前列の真ん中という特等席に。

演奏者としては「えっ」て席なのですが、前日にレイ・イワズミさんや佐久間聡一さんの素晴らしい音を特等席で聴いたので、今回はバランスの良い席よりも少しでも近くで聴きたくて。

 

プログラムはパルティータ3番から始まり、ソナタ2番、休憩をはさみシャコンヌを含むパルティータ2番。

 

ホ長調のプレリュードが始まってすぐにつやつやした重厚な音色に魅了されました。

文化博物館は天井が高い吹き抜けで響きも充分、無伴奏作品にはぴったりです。

 

で、やっぱりパルティータの3番は演奏会の始まりにはぴったりだな〜、と。

 

自分のバッハに対する新たな考えが浮き彫りになった部分や、悩んでいたことのヒントになったり、たくさんの物を頂きました。

 

 

いつもお世話になっている博物館のTさん、ありがとうございました、お疲れ様でした!

またお世話になりますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

 

 

 

YukiTAKUBO; Violine