新婦人城陽支部長池青谷班が主催してくださったヴァイオリンコンサート、【吉田隆子の世界】と銘打ち、世界各地の民謡と併せて吉田隆子の《ヴァイオリンソナタ ニ調》と《君死にたまふことなかれ》を演奏しました。
ピアノは廣田沙羅さん。
吉田隆子の作品はよく言われるように、ピアノがとにかく大変なところ、素晴らしく熱演してくださいました。
与謝野晶子の詩による《君死にたまふことなかれ》はピースフラワー合唱団の皆様が共演してくださいました。
「芸術作品として演奏家が聴かせるばかりでなく、聴衆が心を触れ合わせて歌えるような作品を」と切望していたという吉田隆子。
与謝野の言葉を一つ一つ大切に歌い上げてくださった今日の演奏は、吉田も喜んでくれたのではないかと思います。
ヴァイオリンには一言物申すだろうけども笑
今は吉田に関する論文も書いていて、ヴァイオリンの技術的にはもっと詰められたところもあったとは思います。
が、吉田の作品の持ち味である熱量だけは切らさずに弾き切ったつもり。
(久しぶりに演奏中、汗が頬に落ちてきた…)
多分、ヴァイオリン名曲コンサートみたいな感じを想定されていたのではと思うところを冒険したプログラムでしたが、熱狂的に聴いていただいて、改めて吉田隆子の音楽が持つエネルギーを感じました。
もっと弾かれたらいいなぁ。
田久保友妃