ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

2019.07.13.【今日は何の日ライブエイドの日】チェコ・ドイツ日記⑩

ブルノから8時間かけて4本の鉄道を乗り継いで、やってきました、ケーテン。

バッハがあのシャコンヌを含むヴァイオリンやチェロのための無伴奏曲や、ブランデンブルク協奏曲を作曲した地。

一度は訪れたかった街です。

 


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車内でスマホのレンズが傷付いたのか、ロマンチックにしか映らなくなってしまいまして、写真はこんなもの。

ケーテンは素朴な街で、夕方になると殆ど出歩く人もいない静かな街でした。

が、バッハの通った宮殿の近くを歩くだけで何とも言いようのない感慨があります。

 

 

明日は宮殿の中や広場を訪れたいと思います。

 

 

で、何故かホテルの部屋で
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チェコ語ボヘミアン・ラプソディを観る笑

 

いやぁ、7年ぶりでびっくりするくらい、かつてあんなに愛したドイツ語が出てこなくなっていまして…

変わりに、ノボトニー先生やホリー先生や生徒の皆から聞いていたチェコ語が懐かしくなって、お土産用に買っていたのを自分で開けてしまいました。

英語字幕ないとアホイ(Hi)とアノー(Yes)しか分かりませんが、聞き慣れた単語の意味が「あーそういうこと」と思ったり、発見はありました。

 

アホイって可愛い響きですよね。

ブライアン・メイの「アホイ!」はなかなか破壊力がありますよ。

 

のだめみたいに一晩映画見ただけでマスターできたら良いんですが、そうは行かないですね。

とはいえドイツ語以上にチェコ語の音源は日本では貴重なので、自分用としても良いお土産になりました。

 

 

 

今日の弾き逃げ

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DBの都合で40分ホームで待たされたので大丈夫だと思います。

 

YukiTAKUBO; Violine

2019.07.12.【縁】チェコ・ドイツ日記⑨

週明けてからはあっという間に時間がたち、とうとう全てのレッスンが修了してしまいました。

 

色々載せたかったのですが、寮のWi-Fiが弱くて5分の動画をYouTubeにアップするのに40時間以上かかって認証切れになってしまった……、これは帰国後の作業にします。

 

あとは、


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ピアノのホリー先生の呼びかけで毎晩飲みに行ってたり

(こちらで弾いてる素晴らしい日本人プレイヤー後藤博亮さん達と知り合いました。日本でも音楽祭企画されているので、またお知らせします!)

後藤博亮のBLOG


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音楽院のコンサートでもブラームスを弾かせて頂くことになって練習したり

 


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地下ツアーに参加したり

 


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マサリク大学前で弾き逃げしたり

 


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鴨とチェコビールで乾杯したり

 


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ブラームス弾いたり

 


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ステーキ食べたり(鴨といい、ジブリの食事シーンでしか見たことないような肉)

 


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レッスンが修了したり…

 

とにかく練習に勉強に対話に遊びに、大忙しでした。

 

本当に充実した10日間でした。

 

レッスンやコンサートの感想では、良く「君はとても内面的な人間だ」と言って頂きました。

それは個性として誇って良いことだと思うし、それを育ててくれたのは間違いなく、日本で演奏してきた活動と出会いの積み重ねによるものだと思っています。

 

そして、今回のブルノでのたくさんの出会い。モラヴィアで語り合ったスロバキアの少女たちと、ノボトニー先生(は、10年来の縁だとしても改で)、ホリー先生、後藤さんに城さんにオクラホマの彼(←)。

音楽という世界言語にして、これほど国や地域の個性を示すものも少ないものを自分が持っていたことにひたすら奇跡を感じます。

 

だからこの咲きもきっとたくさんの縁が実を結ぶと思います(^_-)-☆

 

絶対また来る、ブルノ!

(その時にはチェコ語ボキャブラリーが増えているのか、果たして)

 

そしてドイツへ…

 

YukiTAKUBO; Violine