ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

ひみつのはなし。

こんばんは。

今日から待望のオケ合わせが始まるので、楽しみでぶるぶる武者震いしている反面、野球欠乏症で現地の日本人通訳さんと福留・中村ノリ・オマリーのバッティングフォームについて語り合うだけでハイテンションになってしまう四絃弾き。です。

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©阪神守護天使おちちゃん


昨日はバジノフ先生のレッスン再び。

全体の手直しという感じだったのですが、たくさん良いヒントを貰いました。

先生の教え方で上手いなあ、と思うのが、より良い奏法やニュアンスの付け方を教授するとき、

「トップシークレット;)」

ってこっそりと囁いてから説明して下さるんですね。

内容は、ああ、凄く良いアイデアだ、と思ったり、おおめっちゃ便利! と納得のことなのですが、大好きな先生が「秘密だよ!」と声をひそめると、物凄く注意深く聞いてしまいます。

ちなみに「トップシークレット」は目からウロコのアイデアで、「そんなに秘密じゃないけどシークレット」もあります笑

バジノフ先生には二年前にもカバレフスキーの協奏曲とイザイのバラードを見て頂きましたけど、それぞれの「秘密」は覚えていますね。

その演奏が上手く行くと、「だって先生の秘密の弾き方を知ってるんだもんね」と誰に言うともなく得意です(*^^*)


これ、凄く良い教え方だと思いませんか?


「こうしなさい、ちゃんと覚えておきなさい」


でなく、


「内緒だけど君には教えてあげる;)」


何となく、大事なことは大声で叫ぶよりもヒソヒソと囁いた方が効果的に耳を傾けさせられる、という現象に似てます。


今は大人の生徒さんしか持っていないのですが、子供の生徒さんが来たら真似したいな〜



と、思った所で、


あれっ


私子供扱いされてないかい?


と気づくのですが、先生は親より年上くらいだから、良いのです!


何かを伝える時には、言い方も重要。



YukiTAKUBO; Violine