
ベートーヴェンツィクルスの朝は、第五回のときほどではないのですが、胃がキリキリして目覚めました^^;
完全に自分主催であることでの告知や集客、ベートーヴェンと向き合うこと、プログラム…など、それなりのプレッシャーはかかっているようです。
昔、久合田緑先生のベートーヴェン全曲演奏会で、「ぶっ倒れるかと思いながらやりきりました」とおっしゃっていたこと、思い出します。
きっと、練習や勉強だけではない大変さというものが、全曲シリーズにはあるのだと思います。途中で終わりにできないですし。
始める時にはそんなことは何一つ分かっていなかったのですが、MCもこのシリーズになるともぞもぞしながらしか話せなかったり…
「慣れて上手くなってくる」ということが通じない物事も世の中にはあるんだな、とまた最近気付いたことです。
それでも、第七回まで終了しました。
ホッとすると同時に、待ち受ける第九回でのクロイツェルとの対決などドキドキもありますが、毎回なんとか胸を撫で下ろせています。
有り難いことに、このシリーズのお客様は決して多くはないのですが、そのうちの殆どの方がリピーターで、ほぼ毎回聴きにきてくださるんです。
本当に音楽・ヴァイオリン・ベートーヴェンが好き! な方ばかりで、応援して頂いていることに感謝もしつつ、「ベートーヴェンを全曲シリーズでやる」という企画にお客様があるということ、クラシック音楽演奏の現場にとっては本当に良いニュースだと感じています。
そんな常連様の一人、ヴァイオリン職人の渡部宏さんの楽器を今回もお借りでき、前からこの楽器に似合うと思っていたシューマンの「おとぎの絵本」を少し。
やっぱりぴったりの音色と弾いた感触で、楽器に似合う曲を発掘するということの虜になりそう。
渡部さん、ありがとうございました。
また、こんな企画はお客様だけの助力ではできません。
第一回からずっと、ピアノと作曲を努めてくれている伊賀美樹子ちゃん、そのお弟子さんで譜めくりストの牲川旬哉君。

(クリスマスの伊賀ちゃんバースデーをお祝い)
ありがとうございます。
今年から、牲川君にも主にコンクールですが伴奏をお願いすることも増えました。
卒業後、素敵なピアニストとして活躍するのを楽しみにしています。
さて、それが終って慌ただしくスクリーンやドラムの設置を行い、夜の映画音楽の部へ。
昼間とは打って変わり、とにかくスクリーンを見て楽しむ私。
衣装替えを楽しむ私。
マスターをいじって遊ぶ私。
皆さんと歌う「第九」で大声を出す私。
とにかく楽しみましたo(^▽^)o
このあたりは、母のブログもぜひ。
弾き納めは明日29日のふら〜っとホーム通常セッションになりますが、色んなことがあった一年を締め括る一日になりました。
この一年間、演奏を支えてくださった全ての方に感謝します。
ありがとうございました。
YukiTAKUBO; Violine