手帳を整理していたら、四年前の新聞記事の切り抜きを見つけました。
ピアニストのフランソワ・ルネ・デュシャーブルの当時の生活を綴った記事。
恥ずかしながら、ピアニスト、デュシャーブルの名前も演奏も聴いたことがなかった…のですが、輝かしい地位も世界中の舞台も捨て、自然に囲まれた湖畔にひっそりと暮らし、ボランティア演奏の傍ら、自転車の前に電子ピアノを搭載した「ピアノシペード」で山を走り回り、気に入った場所で気ままな演奏を楽しむ…
そんな生活にお伽話のようなときめきを感じたのでした。
もちろん、私にはデュシャーブル氏のような捨てるべき地位も何もないのですけど…笑
とはいえ、まだまだ「今しかできないと思っている活動」「一日でも若いうちでないと覚えられないと思っている曲」「まだまだ色んな所で弾きたい」などなど…欲はたっぷりあります。
欲も一つの原動力…かな?
ということにしているのですが、それらを惜しげなくあっさりと捨ててしまった時、気ままに奏でたくなる音楽はどんなものなのでしょう。
そして、しばらくは更新が不定期になります。
YukiTAKUBO; Violine