バ(敢えて)イオリンによる独演会を企画しました。
チラシ。手書きです。
円々庵(まるまるあん)は西院に新しくオープンした町屋のティーハウス。
こぢんまりとして畳敷きの2階座敷を見て、「ここで落語みたいな独演会を企画したら似合いそうだなあ」と思ったのがきっかけです。
第一部は「バイオリンの調べ」と銘打って、ヴァイオリン独奏による名曲の紹介。その時期真剣に取り組んでいる楽曲を毎回盛り込むつもりです。
今回は愛の挨拶とヴァイオリン協奏曲を決めています。どちらも独奏用の曲ではありませんが、伴奏カラオケなどは使用しません。
昔、二条城のお台所であるヴァイオリニストがバッハのシャコンヌを弾くというので出かけたのですが、シャコンヌ以外にそこで弾かれた伴奏なしのヴァイオリンの名曲が思いの外心地よく、それ以降ふら~っとホームや宴席で「タイスの瞑想曲弾いて」「メンコン(メンデルスゾーンの協奏曲)」「ツィゴイネルワイゼン」といったリクエストが来てもお応えしてきました。その時充分にさらっていない曲でも、「弾いてくれた、生で聴けた」と思って頂けるのが目的なので、不意打ちの事も多いのですけど…
今回は自分で曲を決めるので、準備はできているはずです。
時間は20分程度で短めです。ヴァイオリン好きの方にも、興味のなかった方にも「ヴァイオリンの芸とはこういうものです」という世界を知って貰えたら良いな、と思っています。
第二部は「音喜利と歌声の会」。音喜利は造語で、「音楽の大喜利」、要はリクエスト大会なのですが、大喜利っぽくテーマをいくつか用意して「良い答え」には座布団が店主から運ばれてくる予定です笑。
皆さんで歌える曲も募り、歌声喫茶のような雰囲気で終えられたら良いなと。
昭和歌謡のレパートリーは多いです。
「ヴァイオリン一本」「なんでも応える」というのは、ふら~っとホームや宴席で長年得意としてきたスタイルです。
メロディ楽器一本、だけど、アンサンブルだったら打ち合わせや楽譜が必要なリクエストでも、ヴァイオリン独奏なら少しでも自分がメロディをうろ覚えしていたら演奏できる。それが面白く、半ばライフワークのようにしたいとも思っています。
それに、大好きな落語や笑点っぽい演出を盛り込んでお客さんが楽しんで笑ってくれたらいいなという企画です。
お茶とお菓子付で1000円という価格も実現しました。
お気軽にお越し頂けましたら幸いです。
YukiTAKUBO; Violine