ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

第10回全日本芸術コンクール関西本選【2016.08.05】うはらホール

全日本芸術コンクール関西本選に参加しました。

音大部門(現役・卒業生含む)部門で第二位(一位該当者なし)を頂きました。

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応援して頂いた皆様、ありがとうございますo(^▽^)o

今回各部門三位以内の参加者は年末に東京で開催される芸術フェスティバルに出演できるとのことです。受賞記念コンサートのようなものかと思っていたら、全国大会として審査もあるようで…

野球でいうCSみたいなものですね! と思ったら俄然やる気が出てきました笑



講評では技術面・音楽の作り・落ち着きなどは概ね褒めて頂いたのですが、「この上更にプラスαが必要では。ロシア文学をもっともっと読み、当時の社会情勢なども知ってください」と書き添えて下さった講評があり、ドキッとしました。

そう…

昨年ウクライナから帰国後に「挨拶だけでもできるように」と始めたロシア語、見事に3日…とは言わないけど二週間坊主でした…

また、「アルメニアの民謡についてナニも知らないなあ」と感じていた時でもあり。

自分の特化したジャンルとして「近代ロシアもの」になりつつある今、知らないことが多すぎるなぁと思っています。

ウクライナでも指揮者から「ハチャトゥリアンはあの時代のソ連に生まれなければもっと良い作曲家になった」という言葉の意味も。

ロシアもの、と括られるけどハチャトゥリアンアルメニア系。ロシアとの違い…共産主義のオブラートを取ったら残るもの…

カバレフスキーは「うまいこと」「それらしい」音楽を書いて自分でもその作品を軽蔑していた点があるようでした。ハチャトゥリアンはどうなんでしょう。

興味を持って更に知ってみようと思います。


YukiTAKUBO; Violine