ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

大阪国際音楽コンクール

10月7日に開催された、第24回大阪国際音楽コンクール 弦楽器部門でエスポアール賞をいただきました。

 

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【30代からのコンクールチャレンジ】と銘打ったシリーズですが、もはやチャレンジというか、年に一度の健康診断のような感覚になっていることに気付きつつ。

地区本選ではバッハの無伴奏と自由曲(本選とは別曲)という課題曲があるので、まずそこで本選に残れるかというのをバロメータに。

地区本選は講評もいただけるので、今の課題を見直すいい機会になります。

今回で8年目になるんですが、実は普通に地区本選落ちした年もあります笑

(今年は地区本選の演奏がイマイチだったので、通過の結果を見た時はラッキーハプニングだと思いました)

そういう時は講評をよく見返して反省材料に。

 

メダル取りたい! ということで、最初にエスポアール賞をいただいてからもチャレンジを続けることにしたコンクールですが、なかなか順位は上がりません…

が、年々部門内での比較よりも、前年の自分が基準になってきていて、それはそれでいいモチベーションになります。

 

賞を獲ったら曲は変えることにしているので、次は何にチャレンジしようかな、とか。

次は伴奏ありの邦人作品か、また別の無伴奏ソナタか。またぼちぼち選曲していきます。

 

今年は三月のリサイタルでも弾いたバルトーク無伴奏ソナタでした。リサイタルで納得いかなかった部分はうまくいったので、自分では納得してます。

 

せっかくなので、授賞式に参加する前に各部門の第一位受賞者によるグランプリファイナルも聴いてきました。

 

圧巻でした…

 

普段はなかなかリサイタルでも聴けない難曲や、珍しい曲がハイレベルな演奏で聴けて、演奏会としても楽しめましたし、感銘を受けました。

 

ちなみに、グランプリファイナルを含む全ての本選は無料で公開されています。

クラシックファンの方はぜひ、来年度聴きに行かれてください。

 

明日は週末のジプシージャズカルテットと、大阪音楽大学の作曲作品のリハーサル。

コンクールは無伴奏ばっかりなので、アンサンブルのリハーサルが楽しみです(←授賞式の待機中ギリギリまで譜読みしていた自転車操業者)

 

 

今年はひっそり受けてましたが、お祝いの言葉をくださった皆様、日頃の演奏活動を応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。

 

 

田久保友妃