ヴァイオリニスト田久保友妃のブログ「四絃弾き。」

関西を中心に活動中のヴァイオリニスト。「バッハからジャズまで」をテーマとした幅広いレパートリーを活かし、「ヴァイオリン独演会」シリーズを全国各地で展開中。2020年3月セカンドアルバム『MONA LISA』リリース。http://yukitakubo.com/

2023/08/22【SNFすいせん】航海日誌② 《バターサンドの思い出編》

すいせんの朝が来た〜

 

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放送でぱちっと目覚める船の朝(心の一句)


 ◆


今回のおやつは鎌倉小川軒のレーズンウィッチ。

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船旅で食を探求するヴァイオリン弾きへいただいた差し入れです、ありがとうございます!

 


すいせんの部屋には冷蔵庫があるので、冷やして一日ひとつずついただいております。

 


バターサンド系のおやつですね。

 


このバターサンドには思い出があって……

 


 ◆

 


その昔、中学進学と同時にヴァイオリンを放擲し美術の道へ進むことを夢見て美術高校へ通っていた頃の話。

 


デザインかヴァイオリンかの二択を迫られ、子供の頃からの恩師の強い後押しもあって、ヴァイオリンを再開して音大受験を目指すことになった頃。

 


週に一度のレッスンでは、まずヴァイオリンの先生のお姉様から音楽理論を学び、その後にヴァイオリンのレッスンという時間割でした。

 


レッスン前の休憩時間にはいつも、温かい紅茶とバターサンドが差し入れられたのです。

 


なんといっても十代の子供なので笑

親に貰った昼食代をもう何に使ったかは忘れたけども、昼抜きにして小遣いにしちゃったりというようなことをやっていたもので……(一回はやりますよね……?)。

 


このお茶タイムは至福のひとときだったなぁ……。

 


5年のブランクがあって、ヴァイオリンは全然思うように指が動かず、自分にイライラして仕方ない思春期の頃。

 


あの時の先生の後押しがあったから、今こうやってヴァイオリン一挺担いで船旅をしたりということができているんだなと思います。

 


そんなことを思い出しつつ、レーズンウィッチタイムは初心に帰るのでした。

 


 ◆

 


というわけで。

 


最近、定番プログラムになってきたものの、もっと船のエンターテイメントとしてお客様が楽しめる方法はないものか。

 


と考えた結果、今回の乗船では音楽世界一周コンサートを《脱出ゲーム編》としまして、寄港地(演奏曲)をお客様に丸投げ、時間内に日本海に戻れるか?! というコンセプトでお届けしております。

 


地図持って走ったり音源止めに走ったり笑

 


今日はわちゃわちゃして写真でお届けできるレポートはありません!

 


が、今日の航路は

 


イタリア〜スペイン〜フランス〜オーストリアウクライナ〜日本

 


というプログラムになりました。ヨーロッパ編ですね。

 


明日はどんな航路になるのか私も楽しみです!

 


真っ先に寄港地を決めていただき、CD《Around the World》もお求めいただきましたランナーパパさん、ありがとうございます!(アカウント名とのことだったので名指し)

 


 ◆

 


今日のごはん。

 


朝:モーニングセット(下宿サンド)

昼:レモンラーメンと炒飯(昨日の屋台レモンラーメンと温冷食べ比べ編)

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夜:ほっけ♪(売り切れる前に早い時間にレストランに行ったわけではないとは言えない)

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この大きさ伝わりますか


レストランでは船上コンサートで地図を動かしてくださったりと盛り上げていただいたハーレー男子御一行様とばったり。

「エアロバイク、偉いなぁ〜、自分たちは昼から飲んでるで」とのことでしたが、ライダーさんは寄港する夜は飲めないんですもんね。

安全で楽しい旅を!